2010年08月20日

恒星間航行の難しさ

フェルミの指摘ではないが、宇宙人が地球上にあふれていない大きな理由はなんだろう。一つは、恒星間航行が予想以上に問題だからではないのか。事実、現時点で、地球人は太陽系の外はおろか、月以外の場所に行ったことすらない。

問題は、光速の壁である。相対性理論によると、単純に加速を続けても、光速に達することも、光速を超えることもできない。光速に近い速度で普通に航行できないとなると、別の恒星に達するまでの時間が長すぎる。

ちなみに、今までの宇宙船あるいは探査機の最高速度は、ヘリオス2号(Helios II or Helios-B:西ドイツが製造した太陽探査機、1976年米国が打上げた)が太陽に向かうときに達成した、時速252,800km(秒速70.2km)だと言われている。真空中における光速は秒速約30万kmであるから、ヘリオスの速度は、光速の4200分の1程度ということになる。このスピードでは、1光年先に到達するのに4200年以上かかってしまう。もっとも近い恒星、ケンタウルス座アルファまで4.37光年とすると、1万8000年以上かかるという計算になるのだ。理論上は速度をもっと上げることもできるが、それにしても、”低速”の域を脱することはなかなか難しいだろう。

そこで、準光速、超高速を達成するための特殊な航行方式が多く提案されてきた。images.jpgSFの世界ではおなじみのワープ航法(写真はテレビドラマ:スタートレックのUSSエンタープライズ号)は、特にポピュラーな用語であるが、方式について統一されているわけではない。特に、超光速の理論は、現在の物理学の範疇を超えており、現時点では、様々な超高速の理屈自体、すべてフィクションであると言っても過言ではない。

恒星間航行技術を確立した宇宙人の数は多いのだろうか。いくら、宇宙人が知的であると言っても、この広い宇宙で、銀河系の中のちっぽけな恒星の一つである太陽。さらにちっぽけな、惑星の一つである地球にまで到達するのは容易ではないかもしれない。
posted by 火星ちゃん at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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