2010年08月19日

宇宙人はいないのではないか?

宇宙人がいる、とすれば、説明がつく話も多いのだが、「本当に宇宙人はいるのか」という疑問を学術的な見地から提起した高名な物理学者がいる。1938年にノーベル物理学賞を受賞し、米国の原子225px-Enrico_Fermi_1943-49.jpg爆弾開発プロジェクト、マンハッタン計画でも中心的な役割を担ったエンリコ・フェルミ(写真)である。

フェルミは、宇宙の創生からの時間と、全宇宙に拡がる膨大な恒星の数から考えて、地球人と同等もしくはそれ以上の知性を備えた宇宙人(ET:Extraterrestrial)が多数存在するはずだと考えた。にもかかわらず、宇宙人が地球に来訪したという事実を確認できる証拠が存在しない。つまり、宇宙人は地球に到達していない、ということに疑問を持った。1950年に同僚と昼食をとっているときに、「宇宙人はいっぱいいるはずなのに、みんなどこにいるんだ?(If the universe is teeming with Aliens, where is everybody?)」と問いかけたという。その頃、UFOの目撃談が多く、当初の話題もUFOの話だった。「宇宙人は存在しているはずなのに、どこにもその証拠がない」というのが、後にフェルミのパラドックスと呼ばれる問題である。

このフェルミのパラドックスによる問題提起により、様々な仮定が考察され、分析されたりもしている。

主な仮説は、以下のようなものである。
● 宇宙人は存在しており、地球に到達しているが、何らかの理由で公表されていない
主な理由として考えられるのは、
- 政府が隠ぺいしている
- 姿を隠しているために認識できない
- 過去に到達しているが現在はいない
など。

● 宇宙人は存在するが、何らかの理由で、地球に到達できていない
主な理由は、
- 恒星間飛行が困難なため地球に到達できない
- 高度な知的生命体ほど異星に進出する前に滅んでしまう
など。

そして、極端な仮説は地球人を特別視する。
● 宇宙人は存在するが、地球人以上の知的生命体が存在しないため、地球に到達できていない
● 宇宙人自体、存在しない。全宇宙で、地球人が唯一の知的生命体である

フェルミのパラドックスについて興味のある方は、以下を参照。

広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス
スティーブン・ウェッブ著
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2010年08月18日

月のクレーター

月の表面を見ると、そのクレーターの数の多さに驚く。これだけ、ボコボコとクレーターがあると、宇宙人が、UFOの基地を建設するときに悩むに違いない。少なくとも、月の表面に普通に建設するのは気が引けるだろう。アポロによる月面観測によると、直径1preview.jpgmm以下のクレーターも見つかっている。これだけ小さいと衝突の予測は不可能であり、そうなると危険極まりない。(写真は月の裏側の地図)

そもそもクレーターはどのように生成されるのか。以前は、火山の噴火が原因ではないかと考えられていた。それはクレーターの形が概ね、円形だったからだ。隕石が原因だとすると、隕石が斜めに落ちた場合、クレーターは楕円になるのではないか、と思われていた。しかし、最近の研究では、隕石の衝突では、その瞬間、爆発が起きるため、斜めから衝突しても、形状は円形になることがわかってきている。したがって、月のクレーターはほとんどすべて、隕石、彗星、小惑星などの衝突により形成されたと考えられている。

ということであれば、UFOの基地は、地下深くに建設しようと考えるのが普通である。これであれば、相当大きな隕石の衝突にも耐えられる。基地に影響が及ぶような大きな隕石の衝突は予測可能であろうから、これなら安全である。
craterstructure.gif
陰謀論では、月自体が空洞になっており、月そのものが宇宙人の基地である、みたいな話もあるようだ。しかし、月の表面から採取した岩石が、46億年前に生成された、という分析結果からすると、いくらなんでもこの話では無理がありそうだ。

しかしながら、月の一部が掘られて、地下に基地あるという程度のことであれば、これはありうる話だろう。

ちなみに、右の絵は、クレーターの形状についての説明。(オリジナルはここ。)衝突によってできるクレーターは、大きく2種類あり、小さい衝突では、単に円形のクレーターになりやすい(シンプル・クレーター)。大きな衝突では、中央に突起ができる(コンプレックス・クレーター)のだそうだ。
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2010年08月17日

UFOはどこから来るのか

いきなりではあるが、UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は存在するのだろうか。答えはともかく、飛来している目撃談には事欠かない。仮に存在しているのが事実だとすれば、それはどこから来るのであろうか。

ジュール・ベルヌの「海底2万里」は、ネモ艦長と潜水艦ノーチラス号の物語だが、姉妹編の「神秘の島」200px-Ile_Mysterieuse_02.jpg(写真は出版当時の表紙)では、ノーチラス号の寄港地の無人島が出てくる。無人島は地図にも載っておらず、一般の航路からもはずれているため、誰にも見つからない。しかし、現在ではこの設定自体、無理がある。この規模の未発見の島は現在皆無であろう。

サンダーバード、すなわち国際救助隊の物語にも、基地としての島が登場する。その秘密基地は、南太平洋上の孤島という設定だ。当然、場所は特定されていない。この基地から、世界中の目的地へ飛び立って行くわけだ。

いずれの場合も、知られていない孤島であれば、隠れていることができる、という前提がある。果たしてUFOにも地球上に同じような秘密基地があるのだろうか。たぶん、それはない。今の状況では、すぐに見つかってしまうからだ。

それでは、ノーチラス号のように、普段は、海底に潜んでいるのか。これも合理的ではない。ただ潜むだけではなく、さまざまな補給施設が必要となるからだ。そうなると、海底に基地を持たなければならない。同じような理由で、すぐに見つかってしまうだろう。

つまり、地球上に隠れる場所を見つけるのは相当困難だということだ。UFOの動きからすると、飛行(?)性能は相当良い。したがって、もっと広い範囲で考えてみる必要がある。つまり、地球以外ということだ。

見つかりにくく、それでいて、地球にもっとも飛来しやすい場所というと、それは月の裏側が一番だ。陰謀があろうと、なかろうと、UFOがいても、いなくても、月の裏側の問題は、やはり、とても重要だと言えるだろう。

海底二万里 (創元SF文庫)
神秘の島〈第1部〉 (偕成社文庫)
神秘の島〈第2部〉 (偕成社文庫)
神秘の島〈第3部〉 (偕成社文庫)
ジュール・ベルヌ著
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2010年08月16日

月の謎

主に、ルナ・オービター計画、アポロ計画による写真や映像にまつわるエピソードの一部を紹介してきたが、月にはまだまだ多くの謎がありそうである。

しかしながら、ここから先は、現時点では、いわゆる陰謀論の世界に入り込む。本ブログではそれには触れない。他ブログや、YouTubeなどでも一部断片的に語られているが、ねつ造された”証拠”も多いので注意が必要だ。どうしても興味のある人は、以下の本で。

アポロ計画の秘密―驚異の映像とデータ
ウィリアム・ブライアン著

NASAアポロ計画の巨大真相―月はすでにETの基地である
コンノケンイチ著

アポロ計画の謎と月空洞論 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
飛鳥昭雄著
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2010年08月15日

月面の建造物

月の裏側は、地球からは直接見えないだけに、長年、興味の対象となっていた。やがて、アポロ計画の実行をサポートするために、無人の月探査機、ルナ・オービターが月の周回軌道に到達するようになると、月面の写真がどんどん撮られるようになった。当然、月の裏側の写真も多く存在する。ルナ・オービターとアポロが撮影した画像は、数万点を超えると言われているが、そのほとんどは公開されている。公開されるや否や、研究者やマニアが、こぞって、画像の詳細な分析を開始した。その結果、さまざまな興味深い指摘が公表されるようになった。

これはその中でも有名なツォルコフスキー・クレーター(Tsiolkovsky Crater)の画像。iii_121_h1.jpg

月の裏側の巨大クレーターの一つであり、直径は約150km(暗くなっている部分)、その中に建造物らしきものが写っている。大きさは約40kmにも及ぶ。1966年8月にルナ・オービター1号が最初に撮影したとされるこの構造物は、その後、アポロ8号、13号、15号と順次撮影された。ルナ・オービターの画像のオリジナルはこちら

特にアポロ13号は、月面着陸を断念するトラブルがあったにもかかわらず、このクレーターの撮影に執着したと言われている。それほど大事なミッションだったのだろうか。

いずれにせよ、中央の構造物の画像だが、後に修正が加えられ、真実が隠ぺいされているのではないかと指摘する人もいる。それにしても、現在公開されている画像だけでも、人工物的な香りが漂ってはいるが。

月の裏側には、他にも人工的な建造物の話題が多い。多くは未確認だが、将来、その内のいくつかがはっきりとした姿で公開される可能性は否定できない。

たとえば、最近の我が国の「かぐや」のハイビジョン映像は、すばらしい解像度で、くっきりと月面をとらえていた。残念ながら、かぐやの映像の中に、これら建造物の確認映像は含まれていない。一説には、あえて撮らなかったというのだが、・・・
posted by 火星ちゃん at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月14日

アポロ15号が撮影した古代の宇宙船

アポロ11号が月面着陸を果たした後、13号はトラブルに見舞われたものの、12号、14号、15号、16号はいずれも月面着陸を果たしている。

その中でも、アポロ15号の任務は、初めて月面車を使ったことで知られる。着陸地点も今まではすべて、月の海、であったが、初めて、月の海、以外の場所、ハドレー谷と呼ばれる付近に着陸した。そこから月面車を使い、合計77kgに及ぶ月の石などの試料を採取した。さて、興味深いのは、アポロ15号が撮影した月の裏側の写真。

相当の数の映像、画像が残されているが、特に注目されているのが、右の写真。9625-2.jpgオリジナルは、Lunar and Planetary Institute(LPI)を参照。

さて、何が写っているかというと、クレーターに突っ込んで、墜落したと思われる宇宙船と思しき物体。場所は、月の裏側のデルポート・クレーター(Delporte Crater)付近。写真自体は公開されており、本物であろう。

拡大してみると、流線型であり、どう見ても人工物に見える。パイプ型で、上部にコックピットのようなものも見える。以前話題の火星の人面岩は、光の加減で、そう見えただけのようだったが、こちらの写真はそういうことではなさそうだ。

この写真に関しては、さすがにいろいろな憶測を呼んでいる。ここから先は未確認だが、この流線型の物体は、一説によると、1億5000万年前のもので、相当に古いものらしい。また、この写真の真偽を確かめるために、キャンセルされたはずの、アポロ20号が、1976年8月16日、米国ヴァンデンバーグ基地から打ち上げられ、さらなる調査に成功したという話もある。それらの画像は、YouTubeなどでも見ることができるが、・・・
posted by 火星ちゃん at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月13日

月の裏側

7db7673c5aa388f2.jpg月の裏側を実際に目撃した人は現在では宇宙飛行士に限られる。だから、月を見てきた飛行士の発言には、その一言一句に注目が集まる。何か隠された意味や暗号が含まれていないだろうか、メッセージが込められていないだろうか。それを細かく分析して、UFO説、宇宙人説、古代遺跡説など、さまざまな解釈が試みられている。

月の裏側については、最近の「かぐや」の映像をはじめ、映像、画像の類は相当な数が公表されている。月の裏側の謎に熱心な人々は、公表された写真を細かく検証し、月の裏側の謎に迫ろうとしている。

月の裏側に何かあると信じている人たちは、公表された写真にはときに修正が加えられていることがあり、その復元を試みることにより、本来の画像を見ることができると主張する人も多い。その画像の中でも有名なものには、明らかに人工的な古代の遺跡のような建物群、塔、道、そして、人骨とおぼしき頭蓋骨、その他、さまざまな”痕跡”が写っている。実際に月の裏側を見ることができないだけに、画像を分析するしか方法がない。だから、さまざまな憶測を呼ぶ。

さて、なぜ月はいつも同じ側を地球に向けているのかという疑問だが、よくある説明は、月の公転と自転の周期が同じだから、というものだ。確かに、そうであれば、月はいつも同じ側を地球に向けている。しかし、これでは十分な答えになっていない。公転と自転の周期が同じならば、そうなるのはあたり前であり、聞きたいのは、なぜそうなったか、ということだ。

実は、今のところの答えは”偶然”そうなったということしかない。ええっ、と思われるかもしれないが、そうなのだ。ただ、月と同じように公転と自転の周期が一致している例は、他にも多く存在する。太陽系だけでも、たとえば、火星の二つの衛星、木星のイオ、エウロバ、ガニメデ、カリスト、土星のタイタンなど。こうして見ると、月だけが特別ということでもないらしい。

最後に、どうして月ができたのかという話。最近の研究では、「巨大衝突説」というのが有力とされている。

あるとき、地球に火星と同じ程度の天体がななめに衝突し、その衝撃で両天体のマントル物質の一部が蒸発・飛散した。それが地球の周回軌道上で集積し、月が形成された。最近の研究では衝突から1カ月程度でこのような集積が起きるのだと言う。

さて、これで謎が解けたのだろうか。何かまだすっきりしないようだが。
posted by 火星ちゃん at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

神の存在を強く意識する宇宙飛行士たち

月に到達し、月の裏側を覗いた宇宙飛行士の体験は尋常ではない。大きくその人生観が変わったとしても何の不思議もないだろう。そうした宇宙飛行士たちのインタヴューをまとめたのが、立花隆氏の「宇宙からの帰還」である。その中で興味深い話があったので参考にした。
まず、アポロ14号に乗り組み、月面でゴルフをしたと言われている、エド・ミッチェル飛行士の話。彼は、宇宙からの帰還後、次のように述べている。

要約(内容は筆者なりに書き換えた):
世界は意味があって存在している。自分も宇宙も偶然の産物ではない。すべての存在は役割を担っている。個別の生命は、全体の一部であり、それぞれが全体のプランに沿って進化している。人間の一瞬一瞬の意識の動きが宇宙を創造し進化させている。この全体の意識が「宇宙精神(コズミック・スピリット)、宇宙知性(コズミック・インテリジェンス)」と考えられるものだ。宇宙の本質は物質ではなく、霊的な知性だ。宇宙の本質自体が神なのである。」

次は、アポロ15号のジム・アーウィン飛行士。彼は、白色結晶質の灰長石を地球に持ち帰ったことで有名だ。分析の結果この石は46億年前のものであることが判明し、「太陽系の天体は46億年前に『一度に』できあがった」という仮説を証明したと言われている。地球を含めて太陽系の天体が一度にできたということは、聖書の創世記の天地創造の記述に合致している。後に、この岩は「ジェネシス・ロック(創世記の岩)」と呼ばれるようになった。
ジム・アーウィンは、「自分がこの石を発見できたのは、神の導きであった。私には、その石がそこにあったこと自体が、神の啓示だと思う。神が私に地球に持ち帰らせるために、そこに置いておいてくださったものなのだ」と語り、その後、彼は、洗礼を再度受け直し、残りの人生を神に捧げることを誓った。
上記の二人は、表現こそ違え、月からの帰還後に神の存在は強く意識するようになった。月に着陸したことが大きなきっかけになったのだろうか。それとも、月の裏側の光景と何か関係があったのだろうか。

いずれにせよ、ジム・アーウィンが後に、サンタクロースというのはNASAの暗号であり、UFOのことであると発言したこともあり、アポロ8号のサンタクロース発言は「UFOがいる」とのメッセージだという話がささやかれるようになった。否定する向きは、アポロ8号のサンタクロース発言が12月25日のクリスマス・デイだったということで、サンタクロースを登場させ、ミッションが成功したのだ、というメッセージにしただけだと言うのだが。

宇宙からの帰還 (中公文庫)
立花隆著

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2010年08月10日

アポロ8号のサンタクロース発言

アポロ8号は月を10周したのだが、月の裏側にいる間は、地球との交信が途絶えてしまう。順調に周回を重ねていたが、最後の周回で、地球に帰還するためのエンジンを噴射する予定だった。これに失敗すると地球へは帰還できなくなる。重要なミッションであるにもかかわらず、月に裏側にいる間は、これが成功したかどうか、ヒューストンの管制基地からは確認のしようがない。

予定時刻が近付いてきたので、ヒューストンがアポロ8号への呼びかけを開始した。以下、交信記録より。

Apollo8, Houston. [No answer.]
「アポロ8号、こちらヒューストン」 応答なし。

呼びかけたが、応答がない。約2分後に、再度呼びかけた。

Apollo8, Houston.
「アポロ8号、こちらヒューストン」

そして、約40秒後、ラヴェル飛行士から元気の良い声が返ってきた。

Houston, Apollo8, over.
「ヒューストン、こちらアポロ8号、オーバー」

Hello, Apollo8, laud and clear.
「やあ、アポロ8号、とても大きい声だ。よく聞こえる。」

問題発言は、この後、飛び出す。

Roger. Please be informed there is a Santa Claus.
「了解。ところで、みんなにつたえてくれ。サンタクロースはいるよ。」
That’s affirmative. You’re the best ones to know.
「そうだろうとも。でも、それを一番良く知っているのは君たちだよ。」

その後、ラベル飛行士が噴射について規定通りの報告をし、交信が終了する。
しかし、この会話が後ほど、様々な憶測を生むことになる。
posted by 火星ちゃん at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

最初に宇宙人が発見される可能性

1957年にソ連がスプートニク1号(人類初の人工衛星)の打ち上げに成功し、米ソの宇宙開発競争が本格的に動きだした。次々に米国に先んじて、プロジェクトを推進していったソ連は1959年、ルナ2号により人類初の天体間飛行を成功させた。

言うまでもなく、地球に一番近い天体、それは月である。月というのは地球の衛星であるということは誰でも知っているが、実は不思議なことがたくさんある天体なのだ。だから、米ソも月には最初から関心が高かった。

身近なところでは、いつも地球に対して、同じ側を向けている。うさぎの餅つき、の模様が変わることはない。どうしていつも同じ側なのか、という問題もさることながら、では、月の裏側はどうなっているのだろうか、という疑問がわいてくる。そして1959年、ソ連の無人探査機ルナ3号は初めて、月の裏側を撮影した。
200px-Apollo_8_Crewmembers_-_GPN-2000-001125.jpg
それに対して、米国は、1966年から1967年に行った無人月探査機によるルナ・オービター(Lunar Orbiter program)計画を実行したが、これはアポロ計画のための月の地図作成が目的であった。合計5機が打ち上げられ、そのすべてが成功し、月の表面の99%を60m以上の解像度で撮影することに成功したという。月と言うと、アームストロング船長によるアポロ11号に話題が行きがちだが、月に関して言うと、1968年12月のアポロ8号の成果は大きい。

アポロ8号は、3名の搭乗員(フランク・ボーマン船長、ジム・ラヴェル飛行士、ウィリアム・アンダース飛行士)が乗り組み、月を10周して無事地球に生還した。3名は人類で初めて月の裏側を目撃した人物となったのである。実は、ソ連はアポロ8号打ち上げの12日前に、同様の有人飛行を行う予定だったが、1967年にソユーズ1号が墜落し、宇宙飛行士1名が命を落とす事故があって、この計画は実行されなかった。ここで米ソの勢いに微妙な変化が生じてきた。
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